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議論の出来る組織へ

私が、40歳までいたJCという組織は、
利害調整がほとんど必要ない組織だと思います。
ですから、私のJC時代の経験は、利害調整を中心とする「遅れた」地域の
地方自治のあり方を考えるためにとても良い経験であったと思います。

JCには、「明るい豊かな社会づくり運動」という大目的があり、
その目的のために、限られた予算の仕向を決定して、政策の実現を目指すのであります。
各委員会(まちづくりだとか、青少年開発だとかいう担当ごとに分かれた)の事業は
どれもが有用であると考えられるもので、各委員会の正副の委員長が理事会で議論を
することで予算配分(案)は決まり、
その課程で事業案がブラッシュアップされるのです。
今で言う、事業仕分けが毎年毎年、理事会で行われていたように感じます。
少なくとも、議論の末に事業案を決定するという当たり前の会議を経験して参りました。

では、現在の行政(宇和島市)における役職者による会議(部長会議などというもの)は、
どれだけ活発に議論がなされているのでしょう?
まさか、くだらぬ報告事項などに時間を割いていることはあるまいと思いますが、
どうも、まともな議論がなされているという風は、聞こえてこないのですが、
いかがでしょう?
差し障りのない話ですぎていく会議など必要ないのではないでしょうか。
ある部長の意見が間違っていると感じたならば、
そう意見を述べるべきが会議というものであります。
いくら激しい議論をしても、会議室を出たらあるいはその議案が終了をすれば、
頭を切り替えて次の話し合いができなければならないのです。
とかく、日本人というのは、自分が提出した案に反対をされると、
自らに対する人格攻撃を受けたかのごとく腹を立ててしまう方が多いと言われております。
日本人が議論に慣れていないことにほかなら無いのではないかと思いますし、
慣れる以前に議論することを嫌ったり、
強く自己主張することに嫌悪感を持つことがあるため、
「議論」が結論をブラッシュアップする為に必須なものであるにもかかわらず、
他の部署の事業案を非難するなどすると、
仕返しがあるのではないかとまで考えてしまうのは悲しいことであります。
また、部長がいると課長は発言を控えてしまう、
発言を促されても、部長の顔を見て発言をしてしまう。
これでは、組織の力は半減どころか、
部長の器以上にならないという組織停滞を当然の帰結としてしまうことになります。

そして、このことは、リーダーがどれだけ議論を求めるか、
組織風土を変えたいと思っているかという、市長の器にかかってくるのではないでしょうか。

施策の説明を聞く、部長がいると、下位の役席の方々は押し黙ってしまう、
そう言う場面では、後ろにいる若い職員さんに「あなたはどう思いますか?」と尋ねて、
発言をしてもらわなければなりません。
そうすることで、その施策の問題点をあぶり出すことをしていかなければならないと思っています。
リーダーが真剣に聞いていれば、若い職員さんは前に出て話をしてくれるようになるはずです。
だって、自分たちが考えたプランであれば、説明したくないはずがないじゃないですか。
そして、自分たちの意見が聞いてもらえることが判れば、
その職員さんの意識は変わり、組織全体を変えることにつながるはずです。
意見を言い合える、率直な議論が出来るだけでその組織は変わるはずです。
そして、そのことで、行政がお役所仕事や官僚仕事と言われる悪弊から
脱することが出来ると思っています。
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Author:motosuke.net
神戸の震災の支援に行き身体の動かない自分に気づきました。
それからジョギングやスイミングを始め、14㎏の減量。
一応、トライアスリートです。冬場は、駅伝も走ります。
JC時代から、地域づくりに関わり、公開討論会を開くなどしました。そんな私が、2009年夏、公開討論会の当事者になってしまいました。
その後、0からのスタートとして、市議会議員に当選して活動を続けています。

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